- 年末回顧 仕事編

2005/12/29/Thu.年末回顧 仕事編

マスターから年末年始の挨拶状が来ていたので、これからバーに出向くつもりの T です。こんばんは。

研究日記

今年最後の実験も終えたので、年末回顧・仕事編を。その前に、少しだけ。

一昨日に書いた研究員の件だが、あの話は最初、先輩の方に回ってきたらしい。ところが来年、先輩は旦那様の留学に伴って渡米することが決まっている。ゆえに辞退されて、俺の方にお鉢が回ってきたのだ。問題なのは、彼女の退職をボスが知らなかったことである(先生や俺、テクニシャンの方々は知っていた。別に隠していたわけではないのだが)。

来年といえば、先生も留学されることが決まっている。一部で誤解があったようなので解説しておくと、日記に登場する「ボス」と「先生」は別人である。先生はポスドクで、例えば年齢は Dr. A と同じである。「先生」と呼んでいるのは、彼が医師だからという理由による。その他にも、大学院生の先生が 1人、卒業される。中堅層がゴソッと抜けるわけだ。

そんな状況において、昨夜はボスから、「アナタにはますます頑張ってもらわないと」とハッパをかけられる始末。頑張るのは頑張るけれど、今以上に「ますます」と言われても、それほど余地はないんだけどなあ、というのが俺の正直なところである。言えないけどさ。そんなこんなで、来年からの修羅場の歯車は、もう既に回り始めている。

さて、今年である。初出勤が 6月。爾来、ラボの立ち上げから結果が出始めるまで、およそ半年。本当にアッという間であった。「この 1年」という形でまとめ上げるには、まだまだ自分の中での整理が追い付いていない。2005年という年は、数年経ってから、「そういえばあの年」というふうに思い出されるような 1年なのだろう。それほどの巨大な転換点を迎えることができた。とりあえず今は、その事実を素直に喜ぶことで良しとする。

回顧できるようになるには、己の成長が必要である。すなわち、これは宿題でもある。来年以降の課題としたい。

大掃除 2005

帰宅してから、我が豪邸の大掃除。来年はベッドでも買うか、なんてことを考えながら部屋を清める。単純に部屋数が増えたこと、引っ越す際に様々なモノを処分したこと、現在ではほとんどモノの増える生活をしていないこと、などなどの理由で、たまに片付けると部屋がスカスカになってしまい、特に今の季節は寒々しく目に映る。書斎の方はだいぶ充実してきたので、次は生活空間だな。床に置きっ放しのテレビと、敷きっ放しの布団をどうにかしたい。

「快適な生活なんてクソ喰らえ」と、学生の頃は思っていた。当時は親の脛を齧っていたわけで、この考え方は間違っていないと今でも思っている。が、仕事を始めてから少し発想が変わった。条件が許す限り、快適な生活を求めるべきではないか。これは安穏への逃避ではなく、むしろ明日の仕事への、つまり自分への「投資」である、というわけだ。

この発想、ちょっと見方を変えると結婚願望に転化しそうだな。俺は割と 1人で何でも楽しむことができる性分だから、今のところそっちの方面に心が動くことはなさそうだけれど、同年代の連中が「結婚したい」と言っている気分は何となくわかる。家事をしてくれる「嫁さん」ならいつでも欲しいけれど、それと「結婚」ってのは、また微妙に違うんだよなあ。