- 光明の萌芽

2005/11/02/Wed.光明の萌芽

ウエスタンを失敗した T です。こんばんは。

研究日記

雑用をしながら実験していたら、2次抗体を入れ忘れるという大失態。アホか。明日やり直し。給料を貰っていると、こういう凡ミスが身に染みる。気合いを入れねば。

新たな辞令を頂く。実は昨日から身分が変わっているのだ。といっても、表面的には何の変化もない。単に給料のトラブルを回避するがためである。骨を折ってくれたボスに感謝。最初から手を打っとけよ、という噂もあるけれど。まァとにかく一安心。

業者から「お家は XX の方ですか」と訊かれる。フラフラ歩いて出勤しているところを見られたらしい。京都は狭い街だが、本当に誰がどこで見ているかわからんな。

抽出して保存しておいた RNA から cDNA を逆転写し、Q-PCR をかける。このへんの実験は全く初めて。「誰でもできるはずだから」と先生が言うので、本当に cDNA が合成されているのかどうかも確認していない。時間があれば、コッソリ濃度などを測定してみよう。こういうことは自分でしないと、いつまで経っても感覚として身に付かない。

Web 日記

ここ数ヶ月、この日記のスタンスについてちょくちょく触れている。

仕事の話ばっかりだなあ、と最近の日記を読み返して思う。我が日記は「日記」と銘打っているものの、その日の出来事ではなく、日々考えたことや思い付いたことを書くという色合いが強かった。毎日ネタに困るということは、つまり思考に時間を使っていないということであり、残念ながらそれは事実である。

ゆっくり考えるためには、時間のみならず、体力的精神的余裕も必要となる。それがない、あるいは「ない」と思い込んでいるのは、色んな面でいっぱいいっぱいになっているからだろう。ようやく最近、ポツポツと余裕の芽のようなものが出始めているのを感ずる。もう少し、このままのスタイルで続けていこうかな、と考えている。