- 大学入試センター試験

2005/01/15/Sat.大学入試センター試験

散髪に行ってきた T です。こんばんは。

センター試験と受験戦争

今日と明日はセンター試験。「戦争が科学を前進させる」という言葉がある。では「受験戦争」には、サイエンスの発展を加速させるような何かがあるだろうか? センター試験は、一度に60万人もの人間が同じテストを受けるという、まさに情報処理技術の精華が求められる現象である。しかし現実にはマークシートというローテクに頼っており、自分の実力に無関係なところで涙を飲む人も少なからず現れる。センター試験のための情報処理研究、というのがあっても良いではないか。応用範囲は広いと思うが、いかが。

もう少しセンター試験について書く。「受験戦争」を、俺は一面で肯定している。全ての進歩・進化の源泉は「競争」であり、その条件が苛烈であるほど速度も増す。一方、現代において「戦争」とは、「正規兵を用いた武力による外交」という意味合いがある。「正規兵」とは「職業軍人」であり、自由主義社会であるならば、それはすなわち「志願兵」でもある。これはキレイゴトなのかもしれないが、受験戦争くらいはキレイに、つまり「志願兵」だけで繰り広げてほしいものだ。そうなれば、受験戦争に対する俺の肯定も全面的なものになるだろう。他の人も同様と思う。

1回の試験に毎年 60万人が駆り出されることの異常さは、自衛隊員の総数が 24万人であることを示せば充分証明できる。膨大な数の受験者の中には、社会的な無言の圧力から来る「赤紙」によって招集された者もいるはずだ。そこに「受験戦争」の悲劇がある。無辜の民を巻き込む戦争ほど愚かなことはない。いい加減、そんなバカなことはやめたらどうか。

一方で、60万人の中に大勢いるであろう「志願兵」の諸君には、大いに奮闘してもらいたい。そこで使われるエネルギーは、どこかで、必ずや何かを突き動かすはずだ。漠然としているけれど。でもそれが、エネルギー保存の法則というやつである。俺も頑張らねば。

新年会

今夜はこれからヒゲマン氏、N.N.嬢とともに新年会の予定。この面子で会談すると、いつも俺ばかり口を割るハメになる。何故だ。歳の差か。今日は何も喋らんぞ、と決意したところで出かけることにする。