- イルミネーション・イミテーション

2004/12/06/Mon.イルミネーション・イミテーション

久し振りにヒゲマン氏の車で送ってもらった T です。こんばんは。

帰りに寄り道して、駅前のイルミネーションを見てきた。イルミネーションというか、「電飾」と表現するべきショボさ。しばらく語ってから帰宅。ありがとうございました。

寝癖と鉄腕アトム

今日は寝癖を直してから登校した。「今日は」とか言っている時点でダメなんだが。俺の頭髪は硬くて太く、天然パーマがかかっており、しかも量が多い。クシを通したくらいでは寝癖が直らんのだ。否、そもそもクシが通らない。無理に通そうとして、何度クシを折ってしまったことか。安物のクシだから折れてしまうということはわかっているのだが、だからといって、折れるかもしれないのに値の張るクシを使う気にもならない。結局、いつもペラペラのクシを使う。折れる。ああ寝癖スパイラル。

したがって、寝癖を直すためには、いつも頭髪全体を濡らすことになる。朝からシャンプーなど使いはしないが、まァほとんど洗髪である。夏ならまだ良いが、冬になるとこれが激烈に面倒臭い。何より寒い。風呂場に行くのが寒い、服を脱ぐのが寒い、濡れた頭髪が寒い。だもんで、寝癖のまま出勤してしまう。鏡すら見ない日も多い。自分の顔を眺めて、何が楽しいというのか。

手塚治虫の寝癖もヒドいものだったらしい。年少の頃、彼の渾名は「ジャガボーイ」だったという。「ジャガイモ・ボーイ」の略である。それほど頭がデコボコだったようだ。特に側頭部の寝癖が強烈で、魔法使いサリーの父親のようであった。この髪形が、あの鉄腕アトムの頭部をデザインする際のヒントになったという。アトムのツノは寝癖だったのだ。

アトムのツノには面白い話がある。漫画では、どのアングルから彼を描写しても、必ず 2本のツノが見えるようになっている。あるとき、アトムの模型を作ろうという企画が持ち上がり、いくつかのプロトタイプが作製された。しかし、実際に立体に起こしてみると、観賞する角度によってはツノが1本しか見えないことがある。もちろん、「常に 2本のツノが見える」というのは「2次元のウソ」である。しかし諦めるわけにもいかない。模型の製作者達は、「アトムのツノはどこについているんだ」と悩みながら試行錯誤を繰り返したという。因果な話である。

お知らせ

明日の夜から学会に備えて帰省するため、しばらく更新できません。学会は、8〜11日が神戸、13〜15日が京都。次回の更新は、15日の夜(に余力があれば)ということになる。実家でもネットは利用できるため、メモ代わりの学会日記を「BBS」に投下する予定。帰ってきたら、きちんと日記にまとめるつもり。このへんは例年と一緒。