- 自由、自主、自律、自尊

2004/12/03/Fri.自由、自主、自律、自尊

今日のタイトルは田中芳樹の『銀河英雄伝説』からパクった T です。こんばんは。

自由惑星同盟の国父、アーレ・ハイネセンの言葉だったと記憶している。クサい言葉の羅列であり、ともすればお経のように題目化しそうではあるが、大事なことだとも思う。

研究日記

アクセプト
Accept。「受け入れる」の意。多くの国際的な科学雑誌では、投稿論文を査読者がチェックする。彼らの審査をパスすることによって初めて論文が掲載される。自然科学系の博士号取得条件として、このような雑誌での論文発表を要求する大学院は多い。

R女史の論文がアクセプトされた。おめでとうございます。この夏に行った頼まれ実験の結果も含まれているため、俺の名前も共著者として並んでいる。正直、あの程度の実験で著者の一人になるのもどうかと思うが、R女史と K先生が「構わん」と言うので、そのまま甘えるという形になった。R女史を初め、他の共著者の方々ともども、素直に喜ぶことにしたい。

ノーベル賞関係の講演会に出席。場所は、キャンパスに新しく建てられた 50周年記念館。何の50周年だか知らないが、立派な建物である。講演の内容も興味深かった。

博士課程の募集要項が出たらしく、K先生にうながされ、学務まで受け取りに行く。受験するかどうかは気になる公募の結果次第だが、要項を読んでいると色々なことを考えてしまう。考えてもどうにもならぬことだし、どの道を歩もうと、必ず満足と不満の両方を抱えてしまうことになるのは、頭ではわかっている。しかしわかっていても、それは決断への引き金にはならないわけで。

学会ポスターの作成も続行中。ほとんど完成したが、改めて全体を見直してみると、この1年はあまり実験していないことを思い知らされる。就職活動や論文執筆にかなりの時間を取られたのは事実だが、しょせんそれは言い訳。自己弁護はしたくないが、なかなかその誘惑から逃れることは難しい……という、この文章自体が自己弁護なのだ。アホか俺は。

もっとも、就職活動や論文執筆にも全力を尽くしたつもりだし、これらに費やした時間を貶めるつもりは毛頭ない。ジュラ紀の化石のように古い考えを持つ俺は、やはり自尊心や自負心というものを大切にしたいと考えている。だが同時に、自負と自己弁護は表裏一体の関係にあり、非常に混同しやすい。気を付けねば。自律、そして自立への道は遠い。