- 要するにバランスが大事と

2004/11/21/Sun.要するにバランスが大事と

原油価格の値上がりが恨めしい T です。こんばんは。

とはいうものの、ガソリンは、その重要度に比して大変に安いなあ、と俺は思っている。値上がりしたといっても、120 円/L だぜ? 缶コーヒーの方がよほど高い。

不適応と過剰適応

俺はこの日記で、理屈ともいえないような屁理屈をよくこねているわけだが、日がな一日そんなことばかり考えているわけではない。どちらかというと実生活は大ざっぱで、面倒臭がりである。

「理屈っぽい男は嫌われる」と巷間で言われるように、(非常に乱暴に分類すると)理屈は男が好んで使うものであり、女性はその逆である。理屈が過ぎる人は「空気が読めない」とされ、社会的に不適応だと思われがちだが、それは少し違うと俺は思っている。

「理屈」を使うのは、他者を意識しているからである。「好きなものは好き!」という言説は自己完結しており、そこに他者性 = 社会性はない。しかし「〜だから好き」というふうに「理屈」を用いれば、「好きな理由」を他者と共有できる。社会性の誕生だ。「男は社会的な動物である」という、あまりにも古典的な説明に従うならば、男が好んで理屈を使いたがる理由の一端はそこにあると言えよう。

ゆえに「理屈が過ぎる人」は、社会的に不適応なのではなく、「過剰適応」なのではないかと俺は考えている。どちらにせよ空気を読めてはいないのだが。社会性というものは、双方向性でもある。「理屈が過ぎる」のは発信過多であり、それゆえ受信過小となる。「空気が読めない」の正体は、そこらへんにあるんじゃないかあと思っている。

要するに、バランスが大事なのである。< この結論は、大抵の文章をまとめるときに有効なので、覚えていて損はない(よく KID JOE 兄が使う)。