- 危ぶめば道はなし

2004/11/20/Sat.危ぶめば道はなし

今月 27日発売の「ドラゴンクエスト VIII 空と海と大地と呪われし姫君」が非常に気になる T です。こんばんは。

ところで、ローマ数字は何進法と言えば良いのだろうか。計算は十進法だが、表記は違う。というのも「0」が存在しないからなのだが。n進法で使われる数字の数は n個である。しかしローマ数字では、桁が繰り上がるごとに新しい数字(文字)を用意する。こんな体系で、既にカエサルの時代には億単位の国家予算を計算していたというのだから、スゴいのかスゴくないのかよくわからない。

研究日記

今日から大学祭だが、そんなことにはお構いなく、午前中からミーティング。さすがにウチだけだろうと思ったが、大腸菌のラボでもミーティングが行われていた。やっぱそんなものなのか。いや、別に俺も大学祭に参加したいとは思わないけれど。

吉野家日記

危惧していたら案の定、だ。

吉野家が牛丼首位転落、売上高 17% 減...9月中間決算(讀売新聞)

牛丼を復活させない限り、客は吉野家から離れ続けるだろう。俺が吉野家を利用しているのも、もはや単に地理的な要因だけによる(=他の店が遠い)。現在利用している吉野家の隣にすき屋か松屋があったら、恐らく乗り換えるか、そうでなくとも吉野家の利用率はグッと下がるはずだ。牛丼さえあれば、吉野家の利用率は 100% なんだがなあ。

吉野家に限らず、ある特定のモノで勝負している商売は、顧客のロイヤリティーが高い傾向にある。アメリカン・バイクしか作らないハーレー・ダビッドソンなんかが良い例だと思う。ハーレーは伝統的に空冷エンジンを守り通していたのだが、2001年モデルとして初めて水冷エンジンを搭載したところ、それだけでファンからはボロクソに言われた。アメリカン以外のバイクを作っていたら、一体どうなっていたんだろう。

閑話休題。逆にバラエティーで勝負している商売は、その多様性とサイクルの速さが魅力的なのであって、そこでは一つのモノに対するロイヤリティーは育ちにくい。モデルチェンジによって買い替えを喚起するこのビジネスモデルは、どちらかというと日本企業が得意とする分野ではあるのだが、吉野家の方向性ではなかったはずだ。

株価が下がる前に牛丼作れって、吉野家。

Web 日記

「リニューアル終了」とか言いながら、実はまだ細かいチューニングを施していたりする。ほとんど見た目は変わっていなかったりするんだけど。どんなことにも通じる経験則だと思うが、作る側に回ると見方も変わる。どうやってそのデザインを実現しているのか、何故そのデザインを採用しているのか。そういうことを、色んなサイトを見ながら考えてしまう。というわけでここ数日は、用事もないのに同じサイトを何度も閲覧したりしている。アクセス解析をしている人がログを見れば、一人ヘンな Mac ユーザが混じっているかもしれないが、それは俺である。

「作る側に回ると見方も変わる」。これは非常に新鮮な体験だ。これまで鑑賞者として味わっていた喜びに加え、作成者としての視点でも観察できるようになり、グンと世界が広がる。俺の場合、自分で小説を書き始めてから本の読み方が変わったし、ギターを弾くようになって音楽の聴き方が変わった。ヘタでも構わないから、だまされたと思って、一度自分で何かを作ってみると良い。むしろヘタクソな方が、自分の中に問題意識を持てるので、観察眼が鋭くなるかもしれない。

「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。踏み出せばその一歩が道となり、その一歩が道となる。迷わず行けよ。行けばわかるさ、アリガトー」(アントニオ猪木)