- 共焦点レーザー顕微鏡

2004/09/03/Fri.共焦点レーザー顕微鏡

T です。こんばんは。

研究日記

共焦点レーザー顕微鏡
レーザー走査の反射光を感知して像を結ぶ顕微鏡。角度のある複数のレーザー光線を 1点に集めて焦点を合わすため、厚みのある試料の、任意のZ軸平面上にピントを合わすことができる。焦点を Z軸に沿って動かすことで連続断層画像を得られ、それらを合成した立体感のある2D画像や、立体構造を反映した 3D 画像を作成できる。細胞骨格の染色像の撮影などによく利用される。

午前中は、みっちりと共焦点レーザー顕微鏡の講習。高性能だが、操作は極めて煩雑だ。講師はカールツァイス社のサービスマン。研究者といえど、彼等より顕微鏡に通暁している者は少ない。逆に考えれば、これからの顕微鏡メーカーに求められるのは、インターフェイスの簡略化だとも言える。今だって、写真を撮ること自体は難しくない。しかし、ある程度以上のクオリティーを得ようとすれば、顕微鏡やカメラ、デジタルイメージの基本的な原理を知っておかなければいけない。これらを意識しないでも済むようにするのは不可能かもしれないが、それでもまだまだ改善の余地はあるように思う。メーカーの奮起を求む。

ところで、顕微鏡の画像システムを管理するパソコンの OS が、IBM の OS/2 であった。知識としてこの OS の存在は知っていたが、実機を目にするのは初めてだ。

頼まれ実験その2。残っていたベクターも完成。すこぶる順調。

M弁の秋(夏の間は怖くて食えない)

昨夜は小学生並の時刻に就寝。ゆっくり休んだつもりだが、やはり夕刻以降は熱っぽい。晩飯は久し振りにM弁を食ったのだが、完食するのに精一杯。M弁そのものがキツいだけなのかもしれないが。