2004/08/31/Tue.読むヒント、書くヒント
日記をネット上で書き始めて 28.5ヶ月が経つ T です。こんばんは。
一時期は小説を書いていたし、今ではこうしてサイトを運営している。文章を書くのはもちろん、読むことも好きだ。そんなことから、テキストについて考えたり思うことも多い。今日はそういった事柄を、まとめて断章的に綴る。何かのヒントになるかもしれないし、それらをコアにして、ある程度の長さの文章を書くことがあるかもしれない。ま、能書きはこれくらいで。
読むヒント
- 自分が読者になるとは想定されていない文章があるという事実は、知っておいた方が良い。
- と同時に、書き手が想定していなかった読み方も存在する。読み手には誤読権があり、その能力があるならば、むしろ積極的に行使すべきだ。
- どれほど頭の良い人物が小説に登場しても、そいつが作者より賢いことはあり得ない。
- 「タメになる話」や「ちょっとイイ話」なんてのはクソ喰らえ。馬鹿にしているのか。タメになるかどうか、ちょっとイイかどうかは、読んだ俺が決める。
- 貴方が読むほどには、書く人は一生懸命でないかもしれない。
書くヒント
- ネタによって文体を変える、というのは小説では当たり前。最初から固定されたスタイルで綴られる日記では、文体に適したネタを扱う、という逆転の発想が有効ではないか。
- ルビにルビを打つ、という試みを見たことがない。誰かが思い付いても良さそうなものだが。
- 自己満足、大いに結構。しかし、誰に読まれなくとも良いとまで言うのならば、そもそも文章にする必要すらない、ということくらいには気付けよ。
- 背伸びした表現は、大体において使用法を間違えている。これ、定説。
- 読まれなければ、ただのゴミ。内容よりも、文を書くべき紙をまず考えるべし。読まれることを考慮されていない媒体に書くくらいなら、チラシの裏にでも書いておけ。
- 貴方が書くほどには、読む人は一生懸命でないかもしれない。