- 毛の話あれこれ

2004/06/08/Tue.毛の話あれこれ

そろそろ散髪に行こうかと考えている T です。こんばんは。

それにしても、どうして頭髪だけがこうも伸び続けるのか。「腋毛を放っておいたら伸び過ぎた。もうすぐ袖口から出ちゃうよ!」なんてことには決してならない。しかもこの現象は、どうもヒト固有のようだ。長髪の猿や犬なんて見たことがない。何故に人間の頭髪だけが伸び続けるのか。興味深い話ではある。

先月は実家に帰省していたのだが、ちょうど愛犬の毛が、冬毛から夏毛に生え変わっていく最中であった。この「生え変わり」は、やはり温度依存的なプログラムなんだろうか。例えば、明日から我が愛犬をオーストラリアに連れて行ったらどうなるのだろう? しばらくすると、またすぐに冬毛が生えてくるのだろうか。

哺乳類の「毛」には 2種類ある。一般的に「毛」と言われているのは「体毛」である。人間には体毛しかない。もう一つが「洞毛」である。体毛とは違い、毛の中に神経が走っているのが特徴だ。いわゆる猫の「ヒゲ」などは、典型的な洞毛の例である。神経が走っているから、切断すると実際に「痛い」。また、一般に神経は再生しないから、切断された洞毛が再び生えてくることもない。

何が言いたいのかというと、猫にイタズラをするのは構わんが、ヒゲの切断だけは可哀想だからやめてあげよう、ということである。