一日中寝ていて、起きたら衆議院選挙の速報が始まっていた。結局、今回は選挙に参加しなかったのだが、選挙速報というものは時々刻々と変わる上に、政治家のいつもとは違った顔が垣間見えたりして面白いので、ついダラダラと見続けてしまう。
全体の投票率は 6割前後だという。選挙権を行使しなかった俺が言うのもおかしな話だが、あれだけの人間の時間と血を使い、ようやく人類が獲得した選挙権が、こうも簡単に 4割もの人間に放擲される事実に直面すると、まったく人間の歴史というものは何だったのだろうという思いに捕らわれる。
と同時に「権利」という単語は「義務」と対になっているという事実。一部では選挙権の引き下げを叫んでいる人間もいるが、それはどうかとも思う。単純に言えば、中卒の 16歳だろうが働いて納税していれば選挙権を与えられてしかるべきだろうし、俺のような非納税者は 20歳を超えたからといって選挙権など与えるべきではないのではないか。そんなことを考えながら速報を見ていた。
眠いが、なかなか開票が終わらない。もう少し頑張って見るか。