- タイの想い出 (4)

2003/01/25/Sat.タイの想い出 (4)

昨日は「千と千尋の神隠し」を見るために早々に帰宅したので更新できなかった。今日は土曜だが、ただ今連載中の世界ジャンボリーの反省会のついでに研究室に寄ったので更新する。が、ネット何故かつながらないのでアップするのは結局月曜か。とにかく今日の反省会で 1年間に渡って準備してきた行事が完全に終了となった。みんな、お疲れさまでした。って、タイのメンバーは誰も読んでないけど。

さて、バンコクで一夜を明かした我々は午前5時朝食という殺人的スケジュールをこなして半日観光へと出かけた。タイといえば仏教寺院。しかも日本のようなわび・さび寺院ではなくて金箔張りまくりのキンキラ仏像&寺院。数カ所を回って再びバスに乗り込み、いざキャンプ会場へ。キャンプ地はバンコクから南に 180 km。4時間ほど高速を走り、ついに着いたぜジャンボリー会場。

巨大なバスターミナル(というか果てしなき原野)で降り、ID チェックを済ました後、個人荷物約 20 kgと隊装備のコンテナ 4箱を数 km 先のキャンプサイトまで運ぶ。無論徒歩。ようやくボーイスカウトのキャンプらしくなってきた。標高 1,000 m の山でキャンプすることを考えれば屁みたいなもんである。

会場には開催地タイは当然のことながら、ヨーロッパ組も続々と入っていた。こいつらは遠いからなあ。アジア・パシフィック地域は近いので後発組らしい。会場はさっきも書いたが果てしなき原野。北に丘陵があり、南には海。その狭間の 3 × 1 km 四方がキャンプ地である。

キャンプ地

こんな感じ。ひたすらテント、テント、テント。

我々も自分たちのキャンプサイトに到着。キャンプサイトは一隊につき 25 × 15 m。この中で 40人が寝起き炊事などをしなければならない。このキャンプサイトが 25カ国集まって一つのサブキャンプを形成する。一つのサブキャンプに 1,000人の人間が寝起きする。このサブキャンプが六つ集まってヴィレッジという単位を形成する。このヴィレッジが合計四つある。よって参加人数は 2万 4千人ということになる。あと、プログラム・資材・運営・マーケットなどの膨大なスタッフがおり、合計 3万余名という勘定だ。いやあ、多い。

俺達のキャンプサイトの隣人は、右がスウェーデン、左がスイス、向かいがドイツ、はす向かいにイングランドとインド。インドを除くヨーロッパ勢はすでに設営が済んでいた。俺達も急いでテントを立て、というのも、すでに夕刻を過ぎていたのだが、まあ、その夜はさっさと寝てしまった。

次の日も設営の続き。完全にテントを張り、食堂フライや炊事場を作る。これらがないと飯も食えない。まあ、みんな冗談でも日本選抜であるわけで、設営はあっという間に終わってしまった。日の丸を掲げて完成。

キャンプサイト

こんな感じ。左はスウェーデン。奥はタイとイタリア。

さて、今夜は開会式だが、それまで時間があるので、他国のキャンプサイトに突撃だ。(つづく)