- タイの想い出 (1)

2003/01/21/Tue.タイの想い出 (1)

ああ風邪で寝込んでいましたよ。ラボの人達からは「髭を剃ったから」と言われた。延び延びになっていたタイの想い出をつらつらと書いていきましょう。

さて、今回俺がどうしてタイに行ったのかというと、少し書いたこともあるが、ボーイスカウトというのは実は結構世界的な組織で、その運動はもうすぐ 100周年、世界 150カ国に広がっているのだが、このボーイスカウトの最も大きなイベントに世界ジャンボリーというものがある。これは 4年に 1回行われる、いわばオリンピックみたいなもので、世界中から青少年が集まって 2週間ほどキャンプするというものである。

こう書くと大したこともないように思うが、集まる人数が半端じゃない。今回の参加は 140カ国 3万人。それだけの人間が何もない広野に集ってテントを張ってキャンプする。実に馬鹿げた光景である。

で、今回の開催地がタイというわけで。このイベントは中高生が主役であって、まあ、俺はその引率という肩書きでいったわけだが、これも結構大変である。日本からは 1,200人が参加したのだが、これが 30の隊に分けられる。1個隊 40人であって、そのうち大人が 4人、残り 36人を更に 4つに分けて 1個班 9人の班を編制し、大人が 1人ずつ付くというわけだ。この隊単位で全て行動するのだが、考えてみたまえ、異国の地で 40人からが 2週間キャンプ生活をするわけで、これの準備は大変である。

そういうわけでタイに行くことになった。実は俺は海外に行ったことがなく、最初の経験がコレといういささか当惑するシチュエーションであったが、とりあえずタイ航空のジャンボ機に乗り込み、一路バンコクを目指して飛び立ったのだった。(つづく)