- 分子生物学会 in 横浜 12/11(前編)

2002/12/16/Mon.分子生物学会 in 横浜 12/11(前編)

学会から帰ってきて久しぶりの更新。これまでのように学会スペシャルでも書こうか。

出発の当日、徹夜で新幹線に。A氏、B氏、ヒゲマン氏と共に乗り込んだが、全員徹夜。アホですなあ。ヒゲマン氏と喫煙車両へ。いきなり缶ビール 2本を注文するヒゲマン氏。さすがあ。横浜に着き、最寄りの駅で下車して会場まで歩いていくのだが、非常に遠い。しかも徹夜明けで皆ふらふらしておる。クロークに荷物を預けた後、昼飯にしようということになったが、せっかく横浜まで着たのにファーストフードで済ますという体たらく。

さて、学会のことなど書いてもつまらぬから、話をすっ飛ばして旅館のことを書く。俺が予約した宿は横浜駅から各駅で三つ離れた戸塚にあるのだが、地図を頼りに探せど、それらしい建物が見あたらぬ。何やら裏道に紛れ込んだらしく、どんどん辺りは薄暗くなるし人気も絶えてくる。困った。

と、そのとき、横道から小学校低学年くらいの女の子が現れた。道を聞くチャンス。さっそく声をかけようとしたが、微妙に距離が離れていたので早足で近付くことに。すると、足音に気付いた女の子が振り返り、俺の顔を一瞬だがまじまじと見たかと思うと、小走りで距離をとる。

むむ、見知らぬ人には気を付けよという親御さんの教えか。かといって俺も道に迷って困っているし、相変わらず付近に人の気配はない。俺はなおもスピードを上げて女の子に近付こうとした。

すると女の子は全力で逃げてしまった。

呆然と立ちすくむ俺の目に、辺りに立てまくられている(本当に壁のように延々と続いていた)看板が目に入った。そこには、

「痴漢出没注意! 気を付けよう 甘い言葉と 暗い道」

なんと、俺は痴漢と間違われていたのだ。ししし失敬な! 俺は実験でアミノ酸の置換はやったことがあるが、網野さんの痴漢はやったことはないぞ。うーむ。そんなに俺の風貌が怪しかったか。と反省しているうちに、女の子はすぐそこの家に入ってしまった。おそらく自分の家なのだろう。声が聞こえてきた。

娘「ただいまー」
母「はいはい、おかえり」
母「お母さん、あのねー、すぐそこにオジサンがいてー

ヤバい。マジで痴漢に間違われているぞ。俺はとりあえず通りから見えないように、慌てて更に細い道へと去っていった。いつになれば旅館に着くのか。