- 『モンスターハンター 狩りの追憶』ゆうきりん

2010/09/15/Wed.『モンスターハンター 狩りの追憶』ゆうきりん

『モンスターハンター 狩りの掟』『英雄の条件』『長の資格』の続編。

酒場に集ったジーグたちが、それぞれ思い出の狩りを語るというオムニバス形式の作品。回想には、これまでの作品で活躍した人物たちも登場する。

個人的には、第三章『砂漠の独眼(スナイパー)』の雰囲気が良かった。MH にとってガンナーは重要な存在だが、ゲームの仕様上、「スナイパー」として行動することは不可能である(一部のハメではそれっぽいこともできるが)。マタギのようにプレイしたいというガンナーの要望は今なお多い。本章は、そのような夢を実現した小品であるといえよう。

さて、四日に渡って小説『モンスターハンター』を紹介した。小説版 MH は他にもあるが、この四冊がいわゆる、ゆうきりん版である。掲示板などでは常に好評を博しており、確かに面白い。MH プレイヤーなら一読してみると良いだろう。

小説『モンスターハンター』は他にも氷上慧一版があり、同じくファミ通文庫から出ている。機会があれば手に取りたい。

関連