shuraba.com - 『ゴルゴ13 SPECIAL EDITION 出生の秘密』さいとう・たかを
2008/06/08/Sun.『ゴルゴ13 SPECIAL EDITION 出生の秘密』さいとう・たかを
『ゴルゴ13』にはゴルゴの出生譚が幾つかある。本書はそれらをまとめたアンソロジーで、2巻からなる。それぞれに収録されているエピソードは以下の通り。
「THE FIRST VOLUME」
- 第59話『日本人・東研作』
- 第100話『芹沢家殺人事件』
- 第168話『毛沢東の遺言』
「THE SECOND VOLUME」
- 第128話『おろしや間諜伝説』
- 第141話『蒼狼漂う果て』
- 第187話『河豚の季節』
- 第262話『すべて人民のもの』
ゴルゴの裏話
ゴルゴのルーツはいまだ明らかになっていない。特徴的なのは、各作中でゴルゴと目される人物の父もしくは母 (あるいは両方) が、必ず日本人に設定されていることだ。まァ、ゴルゴが完全に日本と無関係の人物であると白けてしまうというのはよくわかる。
出生譚の他にも、現在のゴルゴの個人情報 (ゴルゴが仕事を遂行する上で構築しているシステムの裏話など) が明らかにされるエピソードは多い。
- 第150話『PRIVATE TIME』
- 第200話『7号コテージ事件』
- 第240話『システム・ダウン』
- 第300話『最後の戦場』
- 第308話『傑作・アサルトライフル』
- 第336話『マークのリクエスト』
- 第378話『300万通の絵葉書』
- 増刊14話『禍なすもの』
- 増刊39話『潮流激る南沙』
なんかが有名だろうか。時代が下るにつれて裏話が多くなるのは、作品の老化だろうか。と思わないでもないが、マニアにとってはやっぱり嬉しかったりするのだから、足下を見られているというか。